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この秋に繰りまわし(リフォーム)する・したいのは次のものども。
(1)小紋→長襦袢 母からのお下がり。紅葉の地紋にたまご色の地色。 さらに雲取りのような文様がぼかして染め出してある。 すでに洗い張りを終えて、長襦袢への仕立て直しを依頼しているところです。 仕立て屋さんには美容衿も持ち込み、付けてもらえるようにしました。 (2)道行→道行 母からのお下がり。 一斤(いっこん)染めのような地色。地紋は忘れました。 同じ生地で襟巻もついてきたので、着尺でつくったもののようです。 裄が足りないので裄出しをして、もしかすると染め替えもするかもしれません。 何色にするかは思案中です。 (3)色無地→長羽織 母からのお下がり。流水の地紋に金茶の地色。 「いったいこれをどうしろっつーのさ!」という状態でわたしのところにきました。 地色は薄っちゃけて、ところどころにシミが…痛々しい。 でも、 これも洗い張りして染め替えをすれば、立派に生き返る。きものはえらいなぁ。 黒、あるいは寒色系に染めようと思います。あ、洒落紋を入れるのもいいかもなぁ。 (4)大島→道中着 大叔母からのお下がり。大島らしい絣。 「大島だー」と喜んでいたら、「そんなにいい大島ではないよ」と言われちゃったもの。 丈も裄も足りず、長着で着るとつんつるてんです。 なので、いずれは道中着に仕立て直そうと思っています。 (5)道行→道行 母からのお下がり。草花の地紋に、赤の地色。 この赤が、非常にかわゆらしい赤でとてもとても気に入っているのですが。 この赤ゆえに、もうそろそろ着るのが辛くなるかも。 そうなったら裄出しをして染め替えようか、はたまた、このままとっておこうか。 ちょっと悩んでいます。 (6)絽の洗えるきもの→道中着 これもお下がり。夏用の塵除けや雨コートにしてもいいな、と思っています。
7月3日(月)、歌舞伎を観に行くときにきたきもの。
長着:夏塩沢 紺地に細い縞が入った、シャリ感のある薄物。玉糸独特の「節」があります。 【以下、塩沢町観光協会のページより】 夏塩沢の歴史はさほど古いものではないが、麻織物の衰退からその技術をいかした絹織物による夏物が望まれており、そして誕生したのが夏塩沢です。 特色:絣技術の精巧な事。たて糸、よこ糸共に駒撚りといわれる強撚糸を使用し透けている。しゃり感のあるいかにも涼感あふれる盛夏の織物である。 詳細 >> 技術: (一)先染の平織 (二)たて糸、よこ糸共に強い撚りを掛けた糸を使用 使用する原料:糸は玉糸及び生糸を使用する 製造される地域:新潟県南魚沼市 帯:博多5本献上・白白 白地に独鈷模様も白の(だから「白白」)、八寸博多帯 夏用の紗献上ではありませんが、白白など涼しげな色合いのものは、薄物にも合わせられるということで買いました。紺地の長着に合わせると、たしかにキリッと涼しげな感じ。 帯揚:空色の絽縮緬 帯〆:深緑色のゆるぎ組み 帯が薄い色のときは帯〆の色を濃い目のものにして、 全体の印象を引き締めるのが好き。 綿の入った丸絎や、ごろごろした丸組みを避け、色合いに気をつければ、 「夏用」として売られているものじゃなくても、締めることができます。 半衿:「絽」のように見える、透け感のある木綿のハギレ 6~9月は、半衿を絽や絽縮緬(6・9月)にします。 ただ、夏塩沢のようなおしゃれ着や、もっとくだけた普段着、 要するに礼装でない場合や、 どこかに遊びにいく場合、わたしは半衿もくだけさせています。 長着は紺で帯は白、きりっと見せたかったので、半衿も白にしました。 夏の半衿は白、色があっても薄いものにとどめたほうが、 きりっと涼しげに見えると思います。 この日はへんな天気だったので、小さくたためる二部式の雨ゴートを持っていきました。 草履は白の台に深緑色の鼻緒のものにしましたが、もし朝から雨が降っていたら、 雨草履にしたかもしれません。 いっしょにきもので出かけた母は、下駄に爪皮を履かせていました。
6月は単衣の季節。
わたしが最初につくった単衣は木綿。片貝木綿を板締め絞りで染めたものです。 この季節はとかく暑い。蒸暑い。汗や皮脂が気になる。 そして梅雨。雨も気になる。汚れやすい条件が揃っています。 そこで、手入れのしやすい木綿で、ふだん着の長着をつくりました。 着付教室で、仕立て上がりの洗える単衣も買ったのですが、着心地が悪い。 安いポリエステルであるため、雨合羽を着ているような、 ジャリジャリもそもそした感触で、すぐに根を上げました。 木綿の単衣は通気性もあって、着心地がいい! ちょっと汗じみたり、汚したりしても、家で手軽に洗えます。 わたしの長着は、後染めでしかも板締め絞りであるからか、いつもパリッとしています。 腰紐もぐっと締まるので、着崩れもしにくい。 もちろん、季節中何度も着てると、多少くんにゃりしてきますが、 洗って干すと、またパリっとする。まぁ、いつかはくんにゃりして戻らなくなるでしょうが、 それが天然素材の味、ともいえます。着込んで着込んで着倒して、 ものすごくくんにゃりしたら、寝巻きにでもしようかしら。 木綿はふだん着です。 パーティなど、格のあるきもので出席せねばならぬ場所には着て行かれません。 とはいえ、ちょっとおしゃれなレストランの食事とか、そういう場合だったらいける。 洋服に当てはめると、ジーンズにTシャツといった位置付けなんだけれど、 「きもの」ということで、大目に見てもらえる。 わたしも、フランス料理屋さんとか、気軽な音楽会、歌舞伎座なんかに着ていきました。 また買物など、自分だけのお出かけのときなら、 その時々の気候に合わせて着てもよい。要するに、 「単衣だから6月と9月にしか着らんない」と、堅苦しく考えなくてもよい。 木綿の長着のよいところとして、正絹と比べて安い、ということも挙げられます。 最近、木綿の長着が注目されているので、 買いやすい値段のものがたくさん見つかります。 しゃれた柄、かわいらしい柄、色々見つかります。 初期投資・維持費ともムリをしないでいい木綿のきもの。 ふだん着としてきものを着慣れたい人には、格好のもののように思います。
久しぶりにきものを着ました。
長着:青い縞の紬 銀座松屋のながもち屋にて2万円で買った、越後or信州のものと思われるもの。 丈も裄も、気持ち足りないのですが、それほど気になりません。 色は今の季節に合っていますが、ざっくりした風合いなので、 日差しの強い日中は少し暑い。でも気温の下がる夜にはちょうどよくなります。 あまりに暑くなりそうなときは、長襦袢だけ、夏物にして調節しています。 「長着」というのは、要するに着物のことです。 一方、着物・きものは、和装全般のことを表す意味合いもあるので、 これからここでは長着と書きます。 帯:初鰹を染めた紬の名古屋帯/花織風・青系の色がグラデーションになった地厚の袋帯 染帯はきもの姿に季節感を添えてくれます。 初鰹は5月にこそふさわしい柄。5月が終わったら来年までお蔵入りとなります。 一方花織風のほうは、袋帯ながらカジュアルなもの。「しゃれ袋」と呼ばれるものです。 紬だけでなく、カジュアルな小紋や色無地、さらにカジュアルな木綿にも合わせられます。 帯揚・帯〆:染帯には、白地に市松風の格子柄がポイントで入った縮緬。 帯〆は海老茶・チャコールグレー・白の三色が入ったもの。 花織風には水色の綸子の帯揚と、青緑の帯〆を合わせました。
ある女優さんのエッセイを読んでいたら、その人御用達の呉服屋が、
案外近所にあることがわかりました。 「タウンページ」で住所を調べ、地図で所在地を確認し、出かけたところ、 うわっ! 入りづら~。 昔からやってる呉服屋さん、という感じで、飾り窓がちょこっとあり、 店内は、カウンターみたいなのがあるだけ。 間口の大きなお店みたいに、知らん振りで入ることができません。 そのときは諦めて帰ったのですが、その店の前を通るときは、必ず飾り窓を眺めました。 なんというかこう、品があるのに洒落ていてきりっとしている。 自分の好みにぴったりでした。 何度か前を歩いていたら、ある日「展示会やってます」という看板が。 たしか土曜日の昼下がり、外からほかにお客様がいないことを確かめたうえで、 お店に入ってみました。 tatang「ちょっと見せていただけますか?」 番頭さん「はいどうぞどうぞ。きものにご興味があるんですか?」 最初はこんな感じ。当時はきものの知識なんてぜんぜんなかったので、 見せてもらってもちんぷんかんぷん。ただ、 「いつかきものが着られるようになるといいなぁ、と思っているのです。 あの本を読んでこちらを知り、お邪魔しました」 ということを伝えました。 ありがたいことに、ただの冷やかしではない、と思ってもらえたみたいで、 その日の後も、店の前を通れば声をかけてくれたりして。 おかげで今では、なんでも気軽に相談できるようになりました。 実店舗でしかも伝統あるお店。 ネットショップやオークションのように格安!ということはありませんが、 この店のきものを着ていると、どこに出ても恥ずかしくないという 安心感も身に纏うことができます。 あと、お店に行くたび、きものにまつわる色んな話も聞かせてもらえる。 むふふ、お金では買えないおまけつきです。 「ちょっと見せてください」と、びびりながら入った店で、思わぬ出会いに恵まれました。
きものを着られるようになってよかったー、と思うのは、出かけるときです。
わたしの仕事場は、破れてなければジーンズもOKという所です。 洋服にはあまり頓着しないので、平日も休日も、恥ずかしながら 家から出るときは似たような格好、ということになっています。 ふだんはそれでも何ら困りませんが、目上の人からのお呼ばれがあったり、 兄の結婚が決まって両家顔合わせ、というようなとき、少し困る。 むか~し買ったワンピースとか、スーツとか、ちょこちょこっと、デザインが古い。 ちょこっとだけしか古くないから余計に始末が悪い。 出かけるたびに着るもの悩むはめになる。 きものを着るようになり、1枚2枚と揃えていくうちに、 この悩みからは完全に解放されました。 きものは、形はずーっと同じで、色柄もほとんど流行に左右されません。 古びる、ということがない。 同じきものでも帯や小物をかえれば何通りにも着られて、 しかもカジュアルとフォーマルを行ったり来たりできる。 きものも帯も、持っている数は限られてます。 きもので会うともだちには「またおんなじー」って思われてるかもしれませんが、 全然気になりません。 きものを着ること自体、ものすごい気分転換になってるんですね。 また、 着る回数が多いきものって、色柄が気に入ってるとかサイズが合ってるとか、 とにかく着心地がいいのです。 リラックスしてるから、人の目が気にならないのかもしれません。 < 前のページ次のページ >
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